Podcast Publisher が Mountain Lion から消し去られた件について

from www.haxconnect24.com
Podcast Publisher は、iMac(Lion)にプリインストールされていたツールである。 ただ、インストールされていたことすら、気づいていない人も多いと思う。 場所としては、LaunchPadの「その他」のフォルダに入っていて、「ターミナル」「DVDプレーヤー」「キーチェーンアクセス」などに紛れていた。
Mountain Lion にバージョンアップしたあと開いていなかったが、起動しようとしたところ、どこにも見当たらない。
grep
しても見当たらないので、これはおかしいと思い、アップルのサポートに連絡した結果、シニアサポートアドバイザーの方まで繋がってお話を伺えたので、その顛末をメモしておこうと思う。
結論から書く
from 9to5mac.com
Mountain Lion にバージョンアップした時点でツールは削除され、同時にデータもすべて削除された。 これらのデータは、Time Machineなどでバックアップを取っていない限り、復旧することはできない。
残念でした。
どのように使っていたか
Podcast Publisherはよくできていた
iMacのインカメラに向かって子供たちに「今日あったこと」などを語らせていた。2011/08に購入したはずなので、一年以上である。 だから、Podcast Publisherといっても、実際にPodcastで何かを配信していたわけではない。
ツール自体は削除されてしまったとしてもデータだけはどうしても復旧したかった。
想定されるプロユーザからの反論
Time Machine使わないほうが悪い
生粋のAppleファンなら「Time Machineを使わないほうがおかしい」と言われそうな事案ではある。
それでも、ユーザのデータを、断りもなしに削除するという今回の方針は、ユーザに対してあまりにも不誠実ではあるまいか。
保存場所を指定しなかったの?
Podcast Publisher は本当によくできていて、動画を撮影後、即座に、そのサムネイルがコルクボードに乗っかるような動作をしていた。
普段であれば「データの保存場所」について考えないわけがない。 だが、この「データの保存場所を考えさせない、すばらしいUI」によって、まったくもって油断してしまったのだ。
この点については、重大な反省点だと思う。
現在ではLion Serverに付属
サポート曰く、「Lionにプリインストールされているはずはない」とのことだった。
いや、入ってたんだよ! MacAppStoreとかAppleStoreへの発注時のカスタマイズなどの履歴も見たけど、Serverを購入した形跡はありませんでした。
データ
下記ディレクトリにはその名の通り、各アプリケーションで使用するデータが保存されている模様。 シニアサポートアドバイザーさん曰く、可能性があるとしたら「ここです」とのこと。
$HOME/Library/Saved Application State/com.apple.[PodcastPublisher関連の名前]
Appleに伝えたい
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人のデータを勝手に消すな。
傲慢にも程があるだろうが。